2007年08月

2007/08/29

メーリングリストとDVD

こんにちは、本城愼之介です。
その後、みなさんどうですか?
そろそろ夏休みも終わりでしょうか。
北海道組は、とっくの昔に学校がスタートしていますね、きっと。

さてお待たせしています。
参加者+スタッフのメーリングリストですが、現在、全員の参加承諾を待っています。
あと2、3日で運用開始できる予定です。お待ちください。

また期間中の写真と卒業式の動画ですが、DVDに焼き、皆さんのところにお届けします。
写真選びとDVD焼くのに手間取ってます。もうちょっと時間をください。

mixi でもコミュニティができていますね。
そちらでもぜひ交流を深めてください。

では。

2007/08/12

皆さん、ありがとうございました

事務局の宇佐見です。


先週、無事第1回「仕事の学校」が終了しました。


連日の猛暑にもかかわらず、参加者、スタッフともに体調を崩すことなく、6日間を元気に乗り切ってくれました。皆さん、本当にお疲れ様でした。


たくさんの方々のすばらしい「仕事」に支えられて、「仕事の学校」が幕を閉じました。短い言葉では形容できない素敵な時間、空間を作ることができたのは、何よりこの「仕事の学校」に関わっていただいたすべての方々のおかげです。一つ一つの出会い、運命に感謝し、心より御礼申し上げます。


今後の展望、そして来期にむけての活動なども当WEBサイトにて発信してまいります。引き続きご愛顧のほど、よろしくお願い致します。


今日も明日も、一人ひとりの「いい仕事」が社会を彩ることを祈って、事務局からの挨拶とさせていただきます。

2007/08/11

17の「仕事観」を抱えて、卒業。

早くも、今日が最終日です。

午前中は、仕事の学校の総まとめとなる「夢と仕事と自分と社会」でした。

17人の参加者が丸くひとつの円をつくります。
その真ん中にマイクが置かれます。

1)話す人はマイクを持つ。
2)マイクを持っていない人は黙って聞く。
3)何度でもマイクを持って話してよい。

決められたルールはこの3つ。あとは参加者に委ねられました。

体験を通じ、自分で考え、自分の言葉で表現している一言ひとことには、エネルギーがみなぎっていました。後ろでじっと聞いていたスタッフも、その言葉に何度も黙ってうなづいていました。
参加者がつくる円の中には、「17の仕事観」がありました。

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なんとこの時間は3時間続きました。

そしていよいよ最後。20分間で「夢と仕事と自分と社会」の関係性を図解します。これは、参加者が応募時に課された課題でもあります。応募前とこのとき書いたものでは、大きな成長の跡が見られたのは言うまでもありません。

それから、東海林さんが作ってくださる最後の昼食をいただき、大学生スタッフが企画したスイカ割りをしました。

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午後は、閉校式。

スタッフが、卒業証書を一枚一枚読み、手渡していきます。証書の文面は、一人ひとりの参加者に向けて書いた、同じものは一枚としてない卒業証書です。
最後に、この五泊六日を振り返るスライドを上映。

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参加者達は、ぎりぎりまでお互いのポロシャツにメッセージを書き合いがらセミナーガーデンを後にしました。

私は、この五泊六日で、色々なものに触れました。
人と人が本当に向き合う姿。声が、目が、変わる姿。本当の涙。本当の笑顔。本当の仕事。
講師の西村佳哲さんは、本物に触れると人は嬉しくなる、とおっしゃっていました。
すべてが本物だった仕事の学校には、言葉では表しきれない、その場にいられることが嬉しくなる空気がありました。
私は、第一回の仕事の学校が、ひと夏の思い出ではなく、これからも新しい何かが生まれていく場になるような気がします。
本当に参加できてよかったです。参加者のみんな、スタッフのみなさん、どうもありがとう。これからもよろしくお願いします。

参加者のみんなへ、
よい夏休みを。
2学期を、みんながどんな気持ちで迎えるのか、楽しみにしています。
また、会おうね。

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(大学生スタッフ・元)

2007/08/10

みんな、いい顔をしている

今日は、振り返り、ゲストの講演、流しソーメンと盛りだくさんの内容でした。

まず、昨日の仕事体験の振り返りでは、班ごとに確認してきたことを共有し、各班ごとに5分間の発表、5分間の質疑応答を行いました。発表内容、やりとりから、参加者の仕事に対する意識の変化が読みとれました。また、意識だけでなく、人に思いを伝える力、話し合う力もついてきたように思われました。

発表の中で議論が白熱したシーンがありました。
「現実的には、仕事には、日向の仕事と日陰の仕事がある。絵を描くことで例えていうと、
 日向の仕事は、自由に絵を描いている。日陰の仕事は塗り絵をしている。」という発表がありました。

それに対して、ある参加者が、
「そんなことはない。塗り絵かもしれないけど、その人たちだってどんな色をどのように塗るかは、自分たちで一生懸命考えている。現場でいろいろ工夫している。日向、日陰のように仕事を分けるのはおかしい!」と反論しました。

その二人は同じ職場で仕事体験をしていました。このような議論を真剣にできるようになったのも、成長の証です。
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次に、大葉ナナコさんの講演がありました。

大葉さんは、ご自身の出産体験や、出産に関する情報の少なさをきっかけとして「クレーマーよりクリエイター」を信条に、バースコーディネーターという仕事をつくられました。
まさに、昨日の講師の西村さんの「自分の仕事をつくる」を体現されている方でした。
ビデオで出産のシーンを見た時は、参加者たちも本当に心が揺れたようで「赤ちゃんはいらないと思ってたけど、産みたくなったなぁ」と話している子もいました。
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昼食は流しソーメン。
ソーメンだけでなく、セミナーガーデンの東海林さんが作ってくださったおにぎり、揚げ物もいただきました。太陽の下、汗を流しながら、みんなでわいわい食べ、とても楽しい時間でした。
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昼食後、「2050年のわたしと社会、2012年のわたしと社会」、「わたしにとって仕事とは何か?」をテーマに考え、ワークシートに自分の考えを書き、参加者同士でシェアしました。
「わたしにとって仕事とは何か?」では、開始前に今まで書いたすべてのワークシートが返却され、
この5日間で自分たちが書いた量に驚いた参加者がたくさんいました。
この時間では、90分間もずっと「わたしにとって仕事とは何か?何のために仕事をするのか」をテーマに書き続けましたが、終わってみると「あっという間に90分が過ぎた。」「時間が足りない。」「こんなに集中できたの初めて」という声があがっていました。
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そして夕食後は、「わたしの変化」について。いよいよこの仕事の学校での振り返りです。
この5日間で「変わったこと、気がついたこと」「変わらないこと、わからなかったこと」をそれぞれ15分間ずつ書きます。そして次に20分間の時間を使い、「今のわたし」というテーマで、また書きます。
参加者も書くことにすっかり慣れたようです。
それもそのはず、この日は、なんと延べ3時間近くも書いていました。
その分、じっくり考えていたとも言えます。
参加者は仕事の学校を通じて、正解のない問いに対して回答を考え、そして書くことが習慣づいてきたようです。
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今日一日を通して、とにもかくにも心に残ったのは、みんなの顔です。
初日の開校式で、「1.1」の話がありました。
一人が普通に物事をこなす時の力を「1.0」とした時に、ちょっと踏ん張ったときを「1.1」とします。
それを続けていく、ずっと掛け算していくと、1.1×1.1×1.1×1.1…と、とても大きな数になるというものです。「わたしの変化」の間、そこには確かに「1.1」の積み重ねの顔がありました。

そして、もうひとつ。ずっとカメラを避けてきたあいつが、初めて自分から写りにきたことがとても嬉しかったです。めっちゃいい顔してたよ。

最後にブログをご覧になっている保護者の方へ、お願いがあります。
子どもたちに、計15個のプログラムすべてについて話を聞かせてもらってください。
とても時間がかかることかもしれません。しかし、子どもたちを見ていると、彼ら彼女らがどのプログラムにも忘れることのできない思いを持っているように思うからです。

明日はとうとう、閉校日です。
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(大学生スタッフ・元)

2007/08/09

体験を通した実感

今日は二度目の仕事体験でした。

昨日の夜の振り返りの場では、それぞれの班で仕事体験先で確認することをまとめました。

1班
・何のために仕事をしているのか?それ以外は?
・仕事をしていて得られる一番大事なことは?それ以外は?
・僕らの年代の頃に仕事をどう考えていましたか?

2班
・世の中のために何かしていることはありますか
・どのように人と人との関わりを大切にしていますか
・自分の思いを形にしていますか?

3班
・自分がいなくなってもこの業務は残った人で成り立ちますか?
・常に挑戦し、向上心を持って仕事をしていますか?
・お金で買えない何かを得ていますか?

4班
・働いている目的で、給料とその他の比率は何対何ですか?
・仕事にやりがいを感じるのはどんな時?
・仕事に何をもとめるか?


私は、越谷チームに同行して、公文、平禄寿司吉川店、三育社(ポニースイミング)、丸和運輸を回りました。

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写真は公文の様子です。
「どんな仕事をしたの?」という質問に、身振り手振り、嬉しそうに説明してくれる参加者が印象的でした。


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丸和運輸の様子です。ここでは、ピッキング作業をしていました。

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平禄寿司の様子です。他の店員さんとの区別がつかないくらいに、ユニフォーム姿が板についています。

夕食後は映画「てんびんの詩」を見ました。

体験した仕事は様々ですが、きっとすべての仕事が、どこかでつながっているのだと改めて感じました。

初日に「あなたの家族は何のために仕事をするのか?」という問いに対する回答を出しましたが、それは頭の中の想像にすぎなかったと思います。
しかし重なるワークショップや講演、ディスカッション、仕事体験を通じて、それぞれの回答を「頭の中の想像」ではなく「体験を通じて実感」しているようです。
(大学生スタッフ・元)

2007/08/08

「仕事を選ぶ」から「仕事をつくる」

今日は、3名の方の講演とワークショップがありました。

まず、お一人目は㈱カンディハウスの創業者であり、会長の長原實さんです。
家具職人として働き始め、東京への上京、そしてドイツでの仕事が原体験となり、地元北海道の木を使った家具作りをなさっています。
「未知を拓けば、道は開ける」「先に金を考えてはダメだよ」「信念はマジック」といったお言葉が印象的でした。

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お二人目の宮城香織さんは、沖縄サミット、日韓ワールドカップ、愛・地球博といったプロジェクトの企画運営に携わってこられた方です。仕事の場こそ違いますが、宮城さんには「人に夢・希望を与えたい」という柱がありました。柱を形にし、人とのつながりを大事にしている宮城さんは、自分のもとに仕事をひきつけているように感じられました。

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講演終了後も参加者たちが宮城さんのもとにやってきました。

三人目は「自分の仕事をつくる」の著者の西村佳哲さんです。
デザインされたワークショップは、参加者ばかりでなく実行委員や見学者もみんな引き込まれました。
「仕事を選ぶ」から「仕事をつくる」に変えよう、というコンセプトのもとに、ワークショップでは「どんなxxxになりたいか」を考えました。
3人の方の講演時間を合計すると七時間にも及ぶものでしたが、子どもたちの目がとても印象的でした。

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今日の3名のゲストは、形として表れるものは家具・イベント・時計と異なりますが、西村さんの言葉を借りると、自分の思いを形にすることにおいて「矛盾のない」「こんなものでいいやがない」、本物の仕事をされている点で共通していたように思います。

仕事の学校も折り返し地点を越えました。私も仕事の学校スタッフとして、ブログ・写真において本物の仕事をしていきます。
(大学生スタッフ・元)

2007/08/07

仕事がギュッと近くに寄ってきた

今日は仕事体験の日です。

私は、都内組に同行してサイバーエージェント・楽天に伺いました。
朝7時半に新越谷駅を出発、通勤ラッシュにもまれながら東京へ向かいます。これも仕事体験の一貫でしょうか。


まず到着したのはサイバーエージェントです。朝礼に参加、みんな緊張した面持ちでしたがしっかりと自己紹介をこなして仕事体験に取り組んでいました。

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続いて楽天の様子の写真です。


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体験終了後、セミナーガーデンに戻り、夕食を食べてから仕事体験について振り返りました。
ここでは、仕事体験の中で感じたことを班ごとにリストアップしていきました。


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昨日は、ミネラルウォーターを通じて仕事について考えました。そこでは、すべての仕事が支えあった上に生活が成り立っていること、ひとつの仕事が崩れると、ミネラルウォーターは消費者に届かないということを頭では理解したものの、今一つピンとこなかったようです。それが仕事体験によって、実感できたようです。
ある子どもは、その感覚を、「仕事がギュッと近くに寄ってきた」と表していました。

最後に、私の感想を記します。
仕事の学校が始まって今日で二日目ですが、昨日から何度か、ふと、この場にいられることがとてもうれしくなる瞬間があります。
私は、カメラ係として写真撮影を行っています。ひとつは、子どもたちがカメラに笑顔を向けてくれる時です。
そしてもうひとつは、感じたことを素直に伝えてくれる時です。今日も「仕事体験どうだった?」と聞くと、思ったことを笑顔で伝えてくれました。
大事なことは、相手にどう思われるかを気にすることではなく、自分から心を開いていくこと。日頃心がけながらも、私はなかなか実行できません。
私も彼らからとても大事なことを学ばせてもらっています。ありがとう。
(大学生スタッフ・元)

2007/08/06

仕事の学校が始まりました

仕事の学校が始まりました。初日の様子をお伝えします。


まずは朝10時に吉川駅に集合です。

「鹿児島から前日東京に一泊した」
「高校の友達同士で申し込んだ」
「代表本城のふるさと北海道から」
などなど、色々な子どもが集まりました。

東京の暑さへの反応の違いひとつをとっても、
全国からやってきたのだということを感じました。

会場のセミナーガーデンへ移動後、11時から開校式、
チームビルディングという流れでした。

チームビルディングでは、参加者もスタッフも一緒になり、
自己紹介ゲームや手をつないだ「にぎにぎゲーム」などをすることで、
みんなお互いのことを知ることができたようです。


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その後は「ミネラルウォーターにつながる仕事」です。
ここではふだん、何げなく手にしているミネラルウォーターができるまでに、
どんな仕事が、どれくらい関わっているのだろう?ということを考えました。
そして、ミネラルウォーターの仕事は、水を汲んで、ボトルに詰めて売るといった
単純なものではなく、もっともっと多岐にわたるものだということを認識できました。


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夕食を食べた後は、「なんのために仕事をするのか?①」です。
ここでは、自分の家族など身近な人の仕事について考えてみました。


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私は、就職先も決まっている大学4年ですが、多くの参加者が、
自分の夢や家族の仕事について、私以上にしっかりと考えている印象を受けました。
また、初対面同士で最初は戸惑いもあったようですが、徐々に慣れるにしたがい、
自分の気持ちをしっかりと伝えられている様子にも驚きました。


明日は、仕事体験の一日です。子どもたちは、仕事を通して何を感じるのでしょうか。

隣の部屋から子どもたちの声が聞こえてきます。
すっかりともだちになれたようですね。
おーい、明日寝坊するなよ~

(大学生スタッフ・元)

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