事務局長の宇佐見です。
これからみなさまに「仕事の学校」に関する様々な情報をお伝えしていきます。事務的なお知らせから個人的なお勧め本など、色々な角度でこのサイトを盛り上げていけたらと思っています。
今回は「仕事の学校」の期間中にゲストとしてお越しいただく、長原實(ながはらみのる)さんと自分との出会いを紹介させていただきます。
長原さんとの一番最初の出会いは昨年の暮れ。旭川家具の展示会を東京で開催された折にお会いしていただきました。
当時自分が出向していたNPO法人ETIC.でのセミナーの講演者を考えていたときに、地元北海道で家具の仕事をしている父が「カンディハウスの長原さんならいい話をしてくださるだろうな」とつぶやいたのがきっかけです。それまでは長原さんがどんな方で、どんな仕事をされてきたのかなどまったく存じませんでした。
展示会の忙しい中で初対面の自分に「わたしでよければ」と快く引き受けていただいた笑顔は今も忘れられません。当日はヨーロッパでの展示会が終わって成田に到着したその足で駆けつけてくださるという、本当にありがたい場面もありました。
「鉋(かんな)を持って57年。残りの人生何年あるかはわかりませんが、自分にはこれしかないなと思っています」というメッセージで始まり、長原さんの家具をつくる仕事、ヨーロッパでの修行とそのときに抱いた使命感、さらには世界へその家具を展開されていかれる思いなど、時間を忘れてそのストーリーに聞き入ったことを覚えています。
聴講していた大学生から「自分もいつかあんなお話ができるようになりたいです」と振り返ってもらえたとき、心から長原さんをお招きしてよかったと思いました。
今回の依頼も「その日であればあいてますよ」と二つ返事で承諾していただきました。当日は高校生に仕事についてどのようなお話をしていただけるのでしょうか。
いち「長原實ファン」として、今からとても楽しみです。