第一回仕事の学校 報告書が完成しました
大変長らくお待たせいたしました。
2007年夏に行われた第一回仕事の学校の報告書が完成しました。
参加者及び関係者の皆様には郵送しておりますが、ご関心のある方は以下からダウンロードしご覧ください。ご意見もお待ちしております。
大変長らくお待たせいたしました。
2007年夏に行われた第一回仕事の学校の報告書が完成しました。
参加者及び関係者の皆様には郵送しておりますが、ご関心のある方は以下からダウンロードしご覧ください。ご意見もお待ちしております。
こんにちは、本城愼之介です。
その後、みなさんどうですか?
そろそろ夏休みも終わりでしょうか。
北海道組は、とっくの昔に学校がスタートしていますね、きっと。
さてお待たせしています。
参加者+スタッフのメーリングリストですが、現在、全員の参加承諾を待っています。
あと2、3日で運用開始できる予定です。お待ちください。
また期間中の写真と卒業式の動画ですが、DVDに焼き、皆さんのところにお届けします。
写真選びとDVD焼くのに手間取ってます。もうちょっと時間をください。
mixi でもコミュニティができていますね。
そちらでもぜひ交流を深めてください。
では。
事務局の宇佐見です。
先週、無事第1回「仕事の学校」が終了しました。
連日の猛暑にもかかわらず、参加者、スタッフともに体調を崩すことなく、6日間を元気に乗り切ってくれました。皆さん、本当にお疲れ様でした。
たくさんの方々のすばらしい「仕事」に支えられて、「仕事の学校」が幕を閉じました。短い言葉では形容できない素敵な時間、空間を作ることができたのは、何よりこの「仕事の学校」に関わっていただいたすべての方々のおかげです。一つ一つの出会い、運命に感謝し、心より御礼申し上げます。
今後の展望、そして来期にむけての活動なども当WEBサイトにて発信してまいります。引き続きご愛顧のほど、よろしくお願い致します。
今日も明日も、一人ひとりの「いい仕事」が社会を彩ることを祈って、事務局からの挨拶とさせていただきます。
早くも、今日が最終日です。
午前中は、仕事の学校の総まとめとなる「夢と仕事と自分と社会」でした。
17人の参加者が丸くひとつの円をつくります。
その真ん中にマイクが置かれます。
1)話す人はマイクを持つ。
2)マイクを持っていない人は黙って聞く。
3)何度でもマイクを持って話してよい。
決められたルールはこの3つ。あとは参加者に委ねられました。
体験を通じ、自分で考え、自分の言葉で表現している一言ひとことには、エネルギーがみなぎっていました。後ろでじっと聞いていたスタッフも、その言葉に何度も黙ってうなづいていました。
参加者がつくる円の中には、「17の仕事観」がありました。
なんとこの時間は3時間続きました。
そしていよいよ最後。20分間で「夢と仕事と自分と社会」の関係性を図解します。これは、参加者が応募時に課された課題でもあります。応募前とこのとき書いたものでは、大きな成長の跡が見られたのは言うまでもありません。
それから、東海林さんが作ってくださる最後の昼食をいただき、大学生スタッフが企画したスイカ割りをしました。
午後は、閉校式。
スタッフが、卒業証書を一枚一枚読み、手渡していきます。証書の文面は、一人ひとりの参加者に向けて書いた、同じものは一枚としてない卒業証書です。
最後に、この五泊六日を振り返るスライドを上映。
参加者達は、ぎりぎりまでお互いのポロシャツにメッセージを書き合いがらセミナーガーデンを後にしました。
私は、この五泊六日で、色々なものに触れました。
人と人が本当に向き合う姿。声が、目が、変わる姿。本当の涙。本当の笑顔。本当の仕事。
講師の西村佳哲さんは、本物に触れると人は嬉しくなる、とおっしゃっていました。
すべてが本物だった仕事の学校には、言葉では表しきれない、その場にいられることが嬉しくなる空気がありました。
私は、第一回の仕事の学校が、ひと夏の思い出ではなく、これからも新しい何かが生まれていく場になるような気がします。
本当に参加できてよかったです。参加者のみんな、スタッフのみなさん、どうもありがとう。これからもよろしくお願いします。
参加者のみんなへ、
よい夏休みを。
2学期を、みんながどんな気持ちで迎えるのか、楽しみにしています。
また、会おうね。
(大学生スタッフ・元)
今日は、振り返り、ゲストの講演、流しソーメンと盛りだくさんの内容でした。
まず、昨日の仕事体験の振り返りでは、班ごとに確認してきたことを共有し、各班ごとに5分間の発表、5分間の質疑応答を行いました。発表内容、やりとりから、参加者の仕事に対する意識の変化が読みとれました。また、意識だけでなく、人に思いを伝える力、話し合う力もついてきたように思われました。
発表の中で議論が白熱したシーンがありました。
「現実的には、仕事には、日向の仕事と日陰の仕事がある。絵を描くことで例えていうと、
日向の仕事は、自由に絵を描いている。日陰の仕事は塗り絵をしている。」という発表がありました。
それに対して、ある参加者が、
「そんなことはない。塗り絵かもしれないけど、その人たちだってどんな色をどのように塗るかは、自分たちで一生懸命考えている。現場でいろいろ工夫している。日向、日陰のように仕事を分けるのはおかしい!」と反論しました。
その二人は同じ職場で仕事体験をしていました。このような議論を真剣にできるようになったのも、成長の証です。
次に、大葉ナナコさんの講演がありました。
大葉さんは、ご自身の出産体験や、出産に関する情報の少なさをきっかけとして「クレーマーよりクリエイター」を信条に、バースコーディネーターという仕事をつくられました。
まさに、昨日の講師の西村さんの「自分の仕事をつくる」を体現されている方でした。
ビデオで出産のシーンを見た時は、参加者たちも本当に心が揺れたようで「赤ちゃんはいらないと思ってたけど、産みたくなったなぁ」と話している子もいました。
昼食は流しソーメン。
ソーメンだけでなく、セミナーガーデンの東海林さんが作ってくださったおにぎり、揚げ物もいただきました。太陽の下、汗を流しながら、みんなでわいわい食べ、とても楽しい時間でした。
昼食後、「2050年のわたしと社会、2012年のわたしと社会」、「わたしにとって仕事とは何か?」をテーマに考え、ワークシートに自分の考えを書き、参加者同士でシェアしました。
「わたしにとって仕事とは何か?」では、開始前に今まで書いたすべてのワークシートが返却され、
この5日間で自分たちが書いた量に驚いた参加者がたくさんいました。
この時間では、90分間もずっと「わたしにとって仕事とは何か?何のために仕事をするのか」をテーマに書き続けましたが、終わってみると「あっという間に90分が過ぎた。」「時間が足りない。」「こんなに集中できたの初めて」という声があがっていました。
そして夕食後は、「わたしの変化」について。いよいよこの仕事の学校での振り返りです。
この5日間で「変わったこと、気がついたこと」「変わらないこと、わからなかったこと」をそれぞれ15分間ずつ書きます。そして次に20分間の時間を使い、「今のわたし」というテーマで、また書きます。
参加者も書くことにすっかり慣れたようです。
それもそのはず、この日は、なんと延べ3時間近くも書いていました。
その分、じっくり考えていたとも言えます。
参加者は仕事の学校を通じて、正解のない問いに対して回答を考え、そして書くことが習慣づいてきたようです。
今日一日を通して、とにもかくにも心に残ったのは、みんなの顔です。
初日の開校式で、「1.1」の話がありました。
一人が普通に物事をこなす時の力を「1.0」とした時に、ちょっと踏ん張ったときを「1.1」とします。
それを続けていく、ずっと掛け算していくと、1.1×1.1×1.1×1.1…と、とても大きな数になるというものです。「わたしの変化」の間、そこには確かに「1.1」の積み重ねの顔がありました。
そして、もうひとつ。ずっとカメラを避けてきたあいつが、初めて自分から写りにきたことがとても嬉しかったです。めっちゃいい顔してたよ。
最後にブログをご覧になっている保護者の方へ、お願いがあります。
子どもたちに、計15個のプログラムすべてについて話を聞かせてもらってください。
とても時間がかかることかもしれません。しかし、子どもたちを見ていると、彼ら彼女らがどのプログラムにも忘れることのできない思いを持っているように思うからです。
明日はとうとう、閉校日です。
(大学生スタッフ・元)
今日は二度目の仕事体験でした。
昨日の夜の振り返りの場では、それぞれの班で仕事体験先で確認することをまとめました。
1班
・何のために仕事をしているのか?それ以外は?
・仕事をしていて得られる一番大事なことは?それ以外は?
・僕らの年代の頃に仕事をどう考えていましたか?
2班
・世の中のために何かしていることはありますか
・どのように人と人との関わりを大切にしていますか
・自分の思いを形にしていますか?
3班
・自分がいなくなってもこの業務は残った人で成り立ちますか?
・常に挑戦し、向上心を持って仕事をしていますか?
・お金で買えない何かを得ていますか?
4班
・働いている目的で、給料とその他の比率は何対何ですか?
・仕事にやりがいを感じるのはどんな時?
・仕事に何をもとめるか?
私は、越谷チームに同行して、公文、平禄寿司吉川店、三育社(ポニースイミング)、丸和運輸を回りました。
写真は公文の様子です。
「どんな仕事をしたの?」という質問に、身振り手振り、嬉しそうに説明してくれる参加者が印象的でした。
丸和運輸の様子です。ここでは、ピッキング作業をしていました。
平禄寿司の様子です。他の店員さんとの区別がつかないくらいに、ユニフォーム姿が板についています。
夕食後は映画「てんびんの詩」を見ました。
体験した仕事は様々ですが、きっとすべての仕事が、どこかでつながっているのだと改めて感じました。
初日に「あなたの家族は何のために仕事をするのか?」という問いに対する回答を出しましたが、それは頭の中の想像にすぎなかったと思います。
しかし重なるワークショップや講演、ディスカッション、仕事体験を通じて、それぞれの回答を「頭の中の想像」ではなく「体験を通じて実感」しているようです。
(大学生スタッフ・元)
今日は、3名の方の講演とワークショップがありました。
まず、お一人目は㈱カンディハウスの創業者であり、会長の長原實さんです。
家具職人として働き始め、東京への上京、そしてドイツでの仕事が原体験となり、地元北海道の木を使った家具作りをなさっています。
「未知を拓けば、道は開ける」「先に金を考えてはダメだよ」「信念はマジック」といったお言葉が印象的でした。
お二人目の宮城香織さんは、沖縄サミット、日韓ワールドカップ、愛・地球博といったプロジェクトの企画運営に携わってこられた方です。仕事の場こそ違いますが、宮城さんには「人に夢・希望を与えたい」という柱がありました。柱を形にし、人とのつながりを大事にしている宮城さんは、自分のもとに仕事をひきつけているように感じられました。
講演終了後も参加者たちが宮城さんのもとにやってきました。
三人目は「自分の仕事をつくる」の著者の西村佳哲さんです。
デザインされたワークショップは、参加者ばかりでなく実行委員や見学者もみんな引き込まれました。
「仕事を選ぶ」から「仕事をつくる」に変えよう、というコンセプトのもとに、ワークショップでは「どんなxxxになりたいか」を考えました。
3人の方の講演時間を合計すると七時間にも及ぶものでしたが、子どもたちの目がとても印象的でした。
今日の3名のゲストは、形として表れるものは家具・イベント・時計と異なりますが、西村さんの言葉を借りると、自分の思いを形にすることにおいて「矛盾のない」「こんなものでいいやがない」、本物の仕事をされている点で共通していたように思います。
仕事の学校も折り返し地点を越えました。私も仕事の学校スタッフとして、ブログ・写真において本物の仕事をしていきます。
(大学生スタッフ・元)
今日は仕事体験の日です。
私は、都内組に同行してサイバーエージェント・楽天に伺いました。
朝7時半に新越谷駅を出発、通勤ラッシュにもまれながら東京へ向かいます。これも仕事体験の一貫でしょうか。
まず到着したのはサイバーエージェントです。朝礼に参加、みんな緊張した面持ちでしたがしっかりと自己紹介をこなして仕事体験に取り組んでいました。
続いて楽天の様子の写真です。
体験終了後、セミナーガーデンに戻り、夕食を食べてから仕事体験について振り返りました。
ここでは、仕事体験の中で感じたことを班ごとにリストアップしていきました。
昨日は、ミネラルウォーターを通じて仕事について考えました。そこでは、すべての仕事が支えあった上に生活が成り立っていること、ひとつの仕事が崩れると、ミネラルウォーターは消費者に届かないということを頭では理解したものの、今一つピンとこなかったようです。それが仕事体験によって、実感できたようです。
ある子どもは、その感覚を、「仕事がギュッと近くに寄ってきた」と表していました。
最後に、私の感想を記します。
仕事の学校が始まって今日で二日目ですが、昨日から何度か、ふと、この場にいられることがとてもうれしくなる瞬間があります。
私は、カメラ係として写真撮影を行っています。ひとつは、子どもたちがカメラに笑顔を向けてくれる時です。
そしてもうひとつは、感じたことを素直に伝えてくれる時です。今日も「仕事体験どうだった?」と聞くと、思ったことを笑顔で伝えてくれました。
大事なことは、相手にどう思われるかを気にすることではなく、自分から心を開いていくこと。日頃心がけながらも、私はなかなか実行できません。
私も彼らからとても大事なことを学ばせてもらっています。ありがとう。
(大学生スタッフ・元)
仕事の学校が始まりました。初日の様子をお伝えします。
まずは朝10時に吉川駅に集合です。
「鹿児島から前日東京に一泊した」
「高校の友達同士で申し込んだ」
「代表本城のふるさと北海道から」
などなど、色々な子どもが集まりました。
東京の暑さへの反応の違いひとつをとっても、
全国からやってきたのだということを感じました。
会場のセミナーガーデンへ移動後、11時から開校式、
チームビルディングという流れでした。
チームビルディングでは、参加者もスタッフも一緒になり、
自己紹介ゲームや手をつないだ「にぎにぎゲーム」などをすることで、
みんなお互いのことを知ることができたようです。
その後は「ミネラルウォーターにつながる仕事」です。
ここではふだん、何げなく手にしているミネラルウォーターができるまでに、
どんな仕事が、どれくらい関わっているのだろう?ということを考えました。
そして、ミネラルウォーターの仕事は、水を汲んで、ボトルに詰めて売るといった
単純なものではなく、もっともっと多岐にわたるものだということを認識できました。
夕食を食べた後は、「なんのために仕事をするのか?①」です。
ここでは、自分の家族など身近な人の仕事について考えてみました。
私は、就職先も決まっている大学4年ですが、多くの参加者が、
自分の夢や家族の仕事について、私以上にしっかりと考えている印象を受けました。
また、初対面同士で最初は戸惑いもあったようですが、徐々に慣れるにしたがい、
自分の気持ちをしっかりと伝えられている様子にも驚きました。
明日は、仕事体験の一日です。子どもたちは、仕事を通して何を感じるのでしょうか。
隣の部屋から子どもたちの声が聞こえてきます。
すっかりともだちになれたようですね。
おーい、明日寝坊するなよ~
(大学生スタッフ・元)
事務局の宇佐見です。
お気づきの方も多いかと思いますが、当WEBサイトがバージョンアップしました。今回WEBディレクターとして携わったいただいている上田剛也さんのご尽力により、ぐっと迫力のあるトップページになったと思います。上田さん、ありがとうございました。
実施概要書、エントリーシートも左のインデックスからすぐにダウンロードできるようになりました。またその下には今回の「仕事の学校」で講演していただく講師陣をラインアップしております。
また好評の「仕事インタビュー」も第3回目を数えました。ぜひそちらもチェックしてください。
事務局の宇佐見です。
締め切りまであと1週間となりました。みなさまからの応募、まだまだ受け付けております。
先日今回の「仕事の学校」の講師であられる大葉ナナコさんが「ALL ABOUT」の方で「仕事の学校」についてメッセージを書いていただきました。
詳細はこちら → http://allabout.co.jp/children/diwks/closeup/CU20070709A/
多くの方の賛同をいただけるのは、本当に心強く、ありがたいです。事務局としても開催まで一歩ずつ準備を進めていこうと思います。
事務局の宇佐見です。
昨日の申し込み、対象の変更に引き続き、参加費の変更をお知らせいたします。
今回の「仕事の学校」の趣旨に賛同して頂いた方から多額のご寄付を頂き、参加費を1万円に引き下げることができました。ご確認ください。
http://www.shigotonogakkou.net/2007/about/outline.html
引き続き多くの方からのご参加をお待ちしております。
事務局の宇佐見です。
先日7日を持ちまして、「仕事の学校」の申し込みを締め切る予定でおりましたが、今回締め切りを延長することにいたしました。期限は来週18日(水)の消印有効となります。
また高校1、2、3年生に相当する年齢の方の募集でしたが、現在大学1年生の方も募集対象に加えることにしました。
これらの変更点でプログラムや「仕事体験」などの変更点はありません。多くの方の募集をお待ちしております。
追記
「仕事体験」の受け入れ先として新たに「楽天株式会社様」や「株式会社サイバーエージェント様」などから賛同をいただきました。
事務局の宇佐見です。
今回の「仕事の学校」の「実施概要書」をエントリーシート同様にWEBトップページからのダウンロードが可能になりました。
近日公開予定の5泊6日の「プログラム」も掲載してあります。お手元に残る資料として活用していただければ幸いです。
締め切りもあと2週間を切りました。徐々に申し込みの方も事務局に届いております。
一人でも多くの方からの申し込みを心からお待ちしております。
事務局の宇佐見です。
連日暑いですね~梅雨がどこに行ってしまったか、チョット心配しております。
先日から「仕事インタビュー」という企画をスタートしました。文字通り、仕事をしている人にその仕事について色んなエピソードを語ってもらうというシリーズになっています。
共通している質問としてあるのは、
「どんな高校生でしたか?」
という質問。もちろん仕事についてのお話などはたくさん載っていますが、それ以上に今回参加を希望する高校生にとって距離感の近いトピックをたくさん聞き出したいというのが狙いです。
さまざまなジャンルで活躍する人たちのインタビューをアップしていきます。ぜひ読んでみてください。
事務局の宇佐見です。
このWEBサイトをオープンして1ヶ月が過ぎました。現在色々な方の意見をいただき、もう少しメッセージを増やす形でWEBデザイン全体をバージョンアップしようと考えています。
また「仕事体験」を引き受けてくださる場所も少しずつではありますが増えてきました。色んな場所で色んなお話を聞かせていただき、色んな質問を投げかけていただくこと。これが「仕事の学校」の血となり、肉となっている。毎日そんなことを感じています。
そんな「仕事」や「仕事を体験すること」について考えている際に、ふと思い出したのが自分が幼少の頃に父に見せてもらった「てんびんの詩(うた)」という作品。もう一度何かを学べるのではと思い、先日見返してみることにしました。
近江商人の行商についての物語として、おそらくこれを読まれている高校生よりも、彼、彼女たちのご両親、もしくは先生方の方が詳しいかもしれません。つい十数年前までは、多くの企業が研修教材として使ったといわれています。
主人公である近藤大作が小学校の卒業式の日に父親から鍋蓋(なべぶた)を渡されるところからストーリーは始まります。「お前、明日からそのなべぶたを売ってみい」と父はいい、その覚悟がなく、なあなあとこなそうとする大作に対して母は「それが商い(あきない)をする姿勢ですか!」と声を張る。
どこにでもある、何の変哲もないなべのふた。売れるわけもありません。売れないなべぶたを、ただ毎日天秤(てんびん)棒に乗せ、それを担いで歩く大作。色んな失敗や経験を重ねながら「商いとは一体どういうことなのか?」を自ら学び、成長していきます。
今回の「仕事の学校」におけるヒントもたくさんあったこの「てんびんの詩」。小学生のとき、これを見終えて人目をはばからず泣いてしまったことは鮮明に覚えています。
昨日も大学生たちに見せたところ、「涙が出ちゃいました」「いい話ですね~感動しました」と異口同音に感想を述べてもらえました。
いつ、どんなとき、誰が見てもすばらしい作品であると思っている、この「てんびんの詩」。ぜひ「仕事の学校」の期間中のフリーの時間にでも、高校生と一緒に見ることができたらいいな~と思っています。
(有)日本映像企画 てんびんの詩 : WEBサイトより
事務局長の宇佐見です。
これからみなさまに「仕事の学校」に関する様々な情報をお伝えしていきます。事務的なお知らせから個人的なお勧め本など、色々な角度でこのサイトを盛り上げていけたらと思っています。
今回は「仕事の学校」の期間中にゲストとしてお越しいただく、長原實(ながはらみのる)さんと自分との出会いを紹介させていただきます。
長原さんとの一番最初の出会いは昨年の暮れ。旭川家具の展示会を東京で開催された折にお会いしていただきました。
当時自分が出向していたNPO法人ETIC.でのセミナーの講演者を考えていたときに、地元北海道で家具の仕事をしている父が「カンディハウスの長原さんならいい話をしてくださるだろうな」とつぶやいたのがきっかけです。それまでは長原さんがどんな方で、どんな仕事をされてきたのかなどまったく存じませんでした。
展示会の忙しい中で初対面の自分に「わたしでよければ」と快く引き受けていただいた笑顔は今も忘れられません。当日はヨーロッパでの展示会が終わって成田に到着したその足で駆けつけてくださるという、本当にありがたい場面もありました。
「鉋(かんな)を持って57年。残りの人生何年あるかはわかりませんが、自分にはこれしかないなと思っています」というメッセージで始まり、長原さんの家具をつくる仕事、ヨーロッパでの修行とそのときに抱いた使命感、さらには世界へその家具を展開されていかれる思いなど、時間を忘れてそのストーリーに聞き入ったことを覚えています。
聴講していた大学生から「自分もいつかあんなお話ができるようになりたいです」と振り返ってもらえたとき、心から長原さんをお招きしてよかったと思いました。
今回の依頼も「その日であればあいてますよ」と二つ返事で承諾していただきました。当日は高校生に仕事についてどのようなお話をしていただけるのでしょうか。
いち「長原實ファン」として、今からとても楽しみです。
実行委員長の本城愼之介です。
これからここで少しずつ、この「仕事の学校」が目指すものや取り組んでいこうとしていることについて紹介していきたいと思います。
まずは、僕自身が過去に書いた blog を「仕事」というキーワードで検索してみました。
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今回の「仕事の学校」と関連する内容のものもあれば、
まったく関係ないまさに雑記的なものもあります。
まさに今回の「仕事の学校」で取り上げたいと思っていることもありますので、
ぜひパラパラと目を通してみてください。
-ここではWEBオープンから8月6日(月)開催までの約3ヶ月間、様々な情報や変更点などを「仕事の学校」に関心のある高校生にむけて随時アップしていきます。